米国への不法入国を試みようとしたリオ州ヴォウタ・レドンダの女性教師ナジラ・ダ・C・サレンさん(42)が、2月1日に消息を絶ったと13日付G1サイトが報じた。ナジラさんは米国に6年間不法滞在した事があり、2重国籍の息子がいる。05年にブラジルに強制送還されたが、11年に再入国を試み、米国の空港で捕まった。
今回はメキシコ経由で入国するべく、ガイドを探して約2万ドルを払った上、昨年11月にメキシコに出発。2月1日に米国にいる恋人に電話した後、音信が途絶えた。恋人は3日にナジラさんが国境越えの際に心停止を起こしたため、遺体は荒野に放置したと連絡を受け、家族が外務省に通報したが、同省も消息がつかめていないという。