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バスが電柱にぶつかり炎上=乗客8人が死亡、9人が負傷

 リオデジャネイロ州サンゴンサロで18日朝6時頃、乗客を乗せたバスが電柱にぶつかり、衝撃で変圧器がバスのエンジン部分に落ちて炎上、少なくとも8人が焼死する事故が起きた。
 目撃証言によると、現場付近は17日の雨でぬかるんでおり、反対方向から来たバスが路肩に止まっていた電気会社の車を迂回する形で進行路を塞いだため、対向車にぶつかるのを避けようとした事故車がスリップして電柱にぶつかったと見られている。
 消防によると、バスの後部で5人、バスの外部で3人の遺体が見つかった。遺体は大半が炭化しており、正午過ぎの時点でも身元の確認は出来ていないが、遺体の一つは母親に抱かれた子供のものだった。
 州立アルベルト・トーレス州立病院に運ばれた負傷者は5人で、ジェオヴァネ・フェリアスさん(20)は重体。レアンドロ・ファグンデス・シウヴァさん(35)とジョゼ・ソアレス・フェレイラさん(52)、アンデルソン・マルリさん(26)は入院中だが、容態は安定している。ウイリアン・レモス・ダ・シウヴァさん(35)は治療後に自宅に戻った。
 また、運転手や車掌ら4人はサンジョゼ・クリニックに運ばれたが、正午過ぎの時点ではこちらの患者の状態は報告されていない。運転手らは退院許可が出次第、事情聴取のために警察に出頭するよう求められている。
 18日は灰の水曜日のため、交通量や乗客の数が少なかったが、現場のそばにはガソリンスタンドもあり、事によっては大事故になっていた可能性もある。ガソリンスタンドの従業員らは消防の到着は事故発生から40分も経っていたというが、消防はその情報を否定している。(18日付G1サイトより)