サンパウロ州内陸部アラミナで12日、ミナス州ウベラバ在住のイザベラ・ジアンヴェシオさん(22)の射殺体が発見され、行方不明になっていた生後2カ月の双子も5日後に遺体で発見された。
18日付伯字紙などによると、イザベラさんと双子は12日、双子の父親とされるミナス州サクラメント在住の48歳男性と会う約束をしたが、37歳の男性も一緒に車に乗り込んで出かけたきり、消息が途絶えた。
イザベラさんの遺体は道路脇で発見され、身元不明者として埋葬されたが、ルーカス君とアナ・フラヴィアちゃんも行方不明となっていると知った警察が写真を公開、身元が判明した。
警察や遺族は双子生存に望みをかけていたが、17日午後、双子の父親とされる男性が警察に出頭し、事情聴取後に警官をブリチザルの道路脇に案内。警官は双子の遺体と銃、空の薬莢5個を発見し、イガラパヴァの法医学研究所に運んだ。イザベラさんらは頭を撃たれており、17日に発見された銃が凶器と見られている。
48歳男性は双子の父親である可能性は認めたが、犯行当時、本人は車の中に残り、37歳男性が双子と共に雑木林の中に入って殺害したと供述しており、警察が男性を捜索中だ。イザベラさんの遺体は15日、双子の遺体は18日に埋葬された。犯行に使われた車は17日朝、サンパウロ州ペドレグリョ市の道路脇で黒焦げになって発見された。