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大耳小耳

 リオのマンゲイラで花形ダンサーとして踊る須賀紗彩さんは日本の現状を憂い、「悩める若者に人生の選択肢を与えたい」との気持ちが強いという。自分がサンバで本場に挑戦する姿を日本の若者に伝えることで、「少しでも人生の選択の幅、選択する勇気を与えられれば」との使命感を語った。ぜひ母校の後輩を、サンバに限らずブラジルに連れてきて、当地の良くも悪くも〃自由〃な様子を身をもって体験させてほしい。
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 「能をたしなみとして習う経営者は多い」と能楽公演団プロデューサーの分林保弘さん。経営者仲間だけで公演を開いた際は、650人収容の国立能楽劇場に千人も集まる盛況だったそう。社会・文化事業に心を砕き、世界で日本文化を語れる教養を育むことも経営者に大事な資質との考えで、NPO法人「富士山世界遺産国民会議」や「オペラ振興協会」の理事も務める。幸いスポンサーが見つかったが、今回の公演にかかる約2千万の経費全額、自腹を切るつもりだったとか。