リオデジャネイロ州アングラ・ドス・レイスのアングラ原子力発電所1号機が19日未明、蒸気冷却用のコンデンサー(凝結器)の故障のために運転を停止。全国接続システム(SIN)からも切り離された。
発電所によれば、運転停止は蒸気の発生装置などを保護するためで、従業員や周辺住民、環境に危険が及ぶ事はない。19日の時点では運転再開の目処はたっていない。
干ばつで水力発電量が低下する中、火力発電や原子力発電は重要度を増しており、リオ州は電力需要の半分を原子力発電に頼っている。全国電力システム運営機構(ONS)は1号機停止中も電力供給は確保できるというが、同機構の報告書によると、18日午後9時20分~12時の同発電所の発電量は、凝結器の管破裂のため、予定より少なかったという。