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宮崎県人会=総会で役員改選見送り=理事会で高橋会長続投に

 ブラジル宮崎県人会(高橋久子会長)が1日午前、『第66回定期総会』を行なった。役員改選を予定したが副会長2氏が欠席するなど、定款で認められない状況を危惧し見送りに。14日の役員会で改めて協議した結果、高橋会長の続投が決定した。
 1930年、東京都生まれ。47都道府県人会の内、最年長会長と見られる。13年10月に交通事故で逝去した谷広海前会長の後を引き継ぎ、当時第一副会長だった高橋氏が繰り上げで就任していた。続投に「経験者が引っ張りながら、少しずつ青年部にも県人会の運営を任せたい」と、徐々に世代交代を図る考えを示した。
 昨年8月には県人移住100周年と創立65周年を祝い、10月中旬から1カ月間、高橋会長と記念式典総務の吉加江紀子さんが答礼訪問に出かけた。稲用博美副知事らと会食し、地元紙「宮崎日日新聞」から国際表彰を受けるなど、手厚い歓迎を受けたと報告した。
 15年度は日本祭り、ピクニック、九州ブロックの各種行事が予定され、翌16年には県費留学・研修制度が50周年を迎える。
 会計報告、予算案、新役員は以下の通り。14年度収入13万5087・71、支出16万1813・15。15年度は収入、支出ともに9万8500(単位は全てレアル)。
 【顧問】黒木政助、吉加江ネルソン、黒木慧【会長】高橋久子【副会長】竹下達也、井上久弘、尾関ローゼ【会計】大浦洋人、高橋文子【書記】吉加江紀子、中村さゆり(敬称略)