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GLA=会館完成と高橋氏来伯に期待=ビデオ講演会で高まる関心

ビデオ上映会の様子

ビデオ上映会の様子

 宗教法人「GLA」ブラジル支部(尾田嘉雄理事長)による「2015新年の集い」が22日、サンパウロ市の松原ホテルで開催された。日ポ両語の会場が用意され、日系非日系、老若男女問わず約200人が集まり、1月に日本で行われたGLA主宰者・高橋佳子氏の新年講演会のビデオ「2015年をどう生きれば良いか?」が上映された。
 ビデオの中で、京都の八橋製造工場の社長が舞台に上げられ、「先代社長が独裁的な経営だった。自分はそうなるまいと心がけていたが、気がついたら同じようにしていたのに気付き、家族や従業員との関係を考え直した」との経験を語った。それを例に高橋氏が課題を挙げ、あるべき生き方を説明した。目の前の問題にどう相対するかという心の在り方次第で、物事は良くも悪くもなると強調した。
 今回の準備に一カ月前から「場を整えてきた」というGLA会員の石田ひろ子さん(67)は、「講演された内容を仲間で実践してきたからこそ、今日の講演会がうまくいった。準備をすること自体が実践なんです」と微笑んだ。
 何年か振りに参加したという女性も「永遠に切れない絆がある」と話し、ブランクを感じさせない様子が見られた。「早く会館建設が完成し、高橋氏本人の来伯を」との会員間の期待が高まっている。
 ビデオ上演の後には、1年間の指針となる高橋氏の「12の菩提心」の言葉が記されたカードが来場者一人一人に手渡され、書籍販売コーナーも盛況だった。