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トラック運転手のスト続く=影響を懸念する生産農家

 【既報関連】23日に始まったトラック運転手のストは26日も9州で続き、生産農家が不安を募らせていると26日付フォーリャ紙などが報じている。
 国内最大の大豆生産地であるマット・グロッソ州では、ディーゼル油がなくなって農耕機器が動かせず、収穫作業が完全に止まった。収穫を終えた大豆もサントス港などに運び出す事が出来ずにいる上、今後は収穫には不向きな天候が続くとの予報も出ており、収量の低下も懸念される。
 また、今回のストを受けて輸送料金が大幅に引き上げられる事も懸念材料だ。ブラジルの農産物が他国産より高くつく原因はの一つは輸送コストで、港までの時間や距離、港での荷降ろしや積み込みの時間と倉庫の保管費などの削減が課題だが、陸運時のトラック輸送費が上がれば、国内外での価格が上がり、国際的な競争力も下がりかねない。
 家畜の餌が底を突き、牛乳なども加工場に持ち込めず捨てたり、屠殺作業も止まるなどの窮状も聞こえており、予期しなかったストを前に生産農家の悩みは尽きない。