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1月は8万人強が職失う=失業率は5・3%に上昇

 全就業・失業者台帳によると、1月は解雇が採用を8万1774人上回り、1月としては、国際的な金融危機勃発後の09年1月の10万1748人に次ぐ悪い結果となったと2月28日付エスタード紙が報じた。
 解雇者が最も多かったのは商業の9万7800人で、建設業の9700人減も目に付く。一方、8カ月雇用減少が続いた加工業は2万7400人の採用増となった。
 専門家は、ブラジルは景気後退(リセッション)への流れの中にあり、加工業の雇用増も決して楽観できないと警告。マノエル・ディアス労務相は、「世界はまだ、2008年に始まった金融危機の影響を脱していない」との見解を明らかにした。
 2月27日付伯字紙は、1月の失業率は5・3%で、前月の4・8%から0・5%ポイントも上昇したと報じている。