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東西南北

 2月27~28日にサンパウロ州で強い雨が降ったことに伴い、カンタレイラ水系の水位は2日午前9時現在で11・7%まで上がった。ただ、他の水系が2月28日に雨が降ったため、3月現在の降水量が早くも30~70ミリになっているのに対し、1日早く大雨が降ったカンタレイラは2月の降水量が322ミリになったものの、3月の降水量は2ミリと損をしたことになった。今後の天気の予報は、先週末までは3月も中旬までは雨量が多いと見られていたが、大西洋上での高気圧の動きが活発化したことを受け、2日になり、一転して「少雨になる」に修正された。あたって欲しくない予報だが。
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 2月28日からサンパウロ市では151路線で夜間バスが走りはじめたが、利用者からは「情報があまりにも少ない」と苦情が目立っている。同日未明の中央部ドン・ペドロ2世ターミナルからの乗客は最大で8人ときわめて少なく、午前1時半ごろ、東部のペーニャで20分以上バスを待っていた男性は「この辺はよく知っているが、暗いから強盗が来ないかと思い、怖かった」と語っている。また、バス停が近くにあるにも関わらずタクシーを選び、帰宅する人も目立ったという。情報や安全性に課題が残った。
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 1日のサンパウロ州選手権、コリンチャンスはモジ・ミリムに3―0と快勝し、通算成績5勝1分と好調を維持している。特に賞賛が集まったのは背番号10番のジャジソンだ。彼は、このところ全国選手権での有力選手と次々と契約している中国リーグからの巨額オファーを断って残留したことで、好感度が上がっている。