昨年で姉妹都市提携45周年を迎えた大阪・サンパウロ姉妹都市交流事業により、奥泉みどりさん(18、三世)が親善大使として8日から15日間、日本を訪れる。
親善大使の派遣は5年に一度だったが、3年前から毎年実施されている。
奥泉さんは4歳でデカセギのため両親と共に訪日し、小学校5年生まで愛知県豊川市で日本の教育を受けた。「また日本へ行きたかったので、日本語の勉強をずっと続けていた」と語る。
「住んでいた所をもう一度訪ねたいし、大阪の道頓堀にも行ってみたい。日本文化や日本語をもっと学んで、将来はホテル業や通訳の仕事に携われたら」と、はにかみながら語った。
当地コーディネーターを務める花田ルイスさんは「最近は、彼女のように親のどちらかが非日系というケースが増えている。新時代のコロニアの代表者としてがんばってほしい」とエールを送った。