3日、現在のブラジルを代表するロック・フェスティバルである、リオのロック・イン・リオとサンパウロのロラパルーザがそれぞれ、詳細を明らかにした。
ロック・イン・リオは9月18~20、24~27日の計7日間で行われる。開催までまだ半年あるが、昨年の11月に発売された10万枚限定の先行予約カードはわずか100分で売り切れるほど、カリオカ(リオっ子)は興奮している。
3日からは先行予約カード購入者がどの日に行くかを決めて登録することが出来るが、その参考とするための日にち毎の出演者が発表された。
とはいえ、発表されたのは、5日分の大トリが含まれているとは言え、わずか10組。しかも20日と26日の出演者は誰も発表されていない。先行予約カードを持っている人は、どの日に行くかをこのわずかな情報だけで、4月2日までに決めなければならない。
現状では、30年前の記念すべき第1回ロック・イン・リオのメインを飾ったクイーンが、亡きフレディ・マーキュリーに代わり若手人気歌手のアダム・ランバートを交えた編成で18日に演奏するのに加え、メタリカ(19日)やスリップノット(25日)、システム・オブ・ア・ダウン(24日)が決まっており、ここ数回で「ポップ・イン・リオ」と揶揄さえたイメージを払拭するようなハードな路線が目立っている。
一方、今月の28、29日にサンパウロ市のインテルラゴス・サーキットで開催されるロラパルーザは、開催日の25日前になってようやくタイム・スケジュールを発表した。
クイーンやメタリカといった大ベテランに、ケイティ・ペリーといったポップ歌手といった大衆的なドル箱スターのイメージが強いロック・イン・リオに比べ、ロラパルーザは20~30代の若手や中堅の旬なロックバンドがメインで、そこに、最近の10~20代の若者に人気のテクノ系のDJなどをまじえた「今っぽさ」、もしくは「先物買い」的なイメージで売っている。
今年のロラパルーザの大トリは、初日が驚異的なギターの腕前も誇る人気ロック歌手のジャック・ホワイト、2日目が昨年「ハッピー」の世界的大ヒットで知られるR&B歌手のファレル・ウィリアムスだ。(3日付G1サイトなどより)
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