5日未明、ミナス・ジェライス州内を走る国道381号線605キロ地点でサンパウロ方面に向かっていた大型トラックが対向車線に侵入し、ベロ・オリゾンテ方面に向かっていたバンと正面衝突するという事故が起きた。
同国道は各方面2車線ずつで、その間には芝も生えた中央分離帯があるが、セメントを積んだ大型トラックはコントロールを失って中央分離帯のガードレールを突き破った上、対向車線に侵入。州都ベロ・オリゾンテに向かっていたバンと正面衝突した。
この事故は、トラックがバンに乗り上げたが運転手は奇跡的に助かったとの表現で報道され、バンは原型をとどめぬほど大破した。バンの乗客6人とトラックの運転手は即死。バンの運転手は直撃を免れ、同州南部のラヴラスの病院に運ばれたものの、重体で命の危険も伴う状態だという。
現場周辺の通行は午前中一杯、1車線のみに制限され、車体の撤去作業が行われた。
大破したバンには同州南部のクララヴァルのプレートが付いていたが、乗客の大半はサンパウロ州で発行された身分証明書を所持していた。午後3時現在、警察はバンが何のためにベロ市に向かっていたのかを把握できずにいるという。
事故の原因は、国道警察が鑑識の結果などを基に調査、解析する予定だ。犠牲者の遺体はオリヴェイラ市の葬儀屋に運ばれた後、カンポ・ベロ市の法医学研究所に移送されたという。(5日付G1サイト、フォトス・プブリカスより)