ロライマ州を流れるマデイラ川の水位が16・94メートルに達し、3月10日の平均水位15・02メートルを約2メートル上回っていると10日付G1サイトが報じた。
同川は昨年、歴史的な氾濫を起こし、3月10日には18・94メートル、最終的には19・74メートルという史上最高値を記録。ポルト・ヴェーリョやノヴァ・マモレー、グアジャラ‐ミリンを中心に9万7千人が洪水の被害を受けた。
同川の流域では11日以降も雨が続き、4月上旬までは緩やかに水位が上昇する見込みで、昨年ほどの氾濫は起きないと見られているが、ボリビア国内を流れるベニ川や同国との国境付近を流れるマモレー川の流域を含む上流地域に集中豪雨が起きれば、この予想が覆る可能性もある。
なお、アクレ州リオ・ブランコでは、アクレ川の水が引いた地区の清掃作業が始まっている。
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