大サンパウロ市圏のイタクアケセトゥーバ(通称イタクアー)で10日夜、土砂崩れで民家11軒が全半壊となる事故が起きたと11日付G1サイトなどが報じた。
同市ジャルジン・モラーダ・フェリース在住のイウデブランド・フェレイラ・デ・モラエスさんは、隣人から土砂崩れが起こりそうだと連絡を受けて急いで帰宅。着いたと思ったところで家の裏手の土砂が崩れ始めたため、就寝中の息子を抱えて逃げ出すと同時に、家の壁が崩れたという。
同地区では11軒が被害に遭い、全面的または部分的に立ち入りが禁じられた他、4軒が立ち入り禁止となる可能性がある。現場付近では同日、水道管が壊れて水漏れが起きており、雨による地盤の緩みに漏水が重なった可能性を調査中だ。
また、ソロカバ市でも10日夜、濁流に囲まれて車が孤立し、車外に出たベネディト・ジェネローゾ・プレステスさん(71)が流木に直撃されたために倒れて濁流に流され、11日朝、遺体となって発見される事件も起きた。