【共同】静岡県浜松市で2013年、アパート経営河合千枝さん=当時(72)=が殺害された事件で、殺人と窃盗などの罪に問われたブラジル国籍の無職チュウバチ・コヘア・ジェニファー・マユミ被告(25)の裁判員裁判の論告求刑公判が12日、静岡地裁浜松支部(山崎威裁判長)で開かれ、検察側は懲役20年を求刑した。判決は17日。
検察側は論告で「仕事が見つからず盗みに入ったとする動機は極めて身勝手」と指摘。「首を絞めて殺害した後で、窃盗に及んでおり犯行は大胆かつ悪質だ」と述べた。一方、弁護側は「殺すつもりはなく、仮に殺人罪が成立しても懲役10年が妥当」と主張した。