16日、国際サッカー連盟(FIFA)が来年のリオ五輪サッカー男女の試合開催6都市と7会場を発表したと17日付伯字各紙が報じている。
選ばれたのはリオ市のマラカナンとエンジェニャン、サルバドール市のフォンテ・ノヴァ、ブラジリア市のマネ・ガリンシャ、ベロ・オリゾンテ市のミネイロン、マナウス市のアレーナ・アマゾニア、サンパウロ市のイタケロンの各競技場で、マナウス市とサンパウロ市の選定は波紋をよんだ。
マナウス市はリオ市との距離が4千キロ以上もあり、昨年のW杯でも、熱帯の会場で戦った多くのチームから、競技環境に不満の声が挙がった。
マナウス市を開催都市に加える決定は、ジョゼフ・ブラッターFIFA会長が同連盟職員の反対を押し切って行った。財政難のため、ブラジリアでの開催試合は減り、他の受け皿が必要だった。
サンパウロ市からはコリンチャンスのホーム〃イタケロン〃が選ばれたが、クラブの会長ロベルト・デ・アンドラーデ氏は、「W杯に続き、五輪も開催できることはとても名誉なことだが、そのために必要な工事費用の捻出を誰がするのかをはっきりしてもらいたい。そうでなければ開催返上も辞さない」と述べた。
五輪サッカーは開会式2日前の8月3日に開幕し、女子26試合、男子32試合の計58試合が行われる。女子決勝は8月19日、男子決勝が同20日、共にマラカナン競技場で行われる。
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