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サンパウロ市モルンビ区で銃撃戦=強盗1人死亡軍警1人重症

 17日午後、サンパウロ州西部モルンビ区のジョッキークラブ周辺部とその中で銃撃戦が起き、強盗1人が死亡、軍警1人が轢かれ、市民1人が銃弾を受けたと18日付伯字各紙が報じている。
 軍警の情報機関から同地区で強盗事件が起きたとの報告を受けた軍警が午後4時頃、リネウ・デ・パウラ・マシャド大通りに検問を敷いたところ、黒のトヨタ車と黒のフォルクス・ワーゲン車が検問を強行突破した。
 犯人らは軍警を轢き、小銃を発射。軍警が応戦して銃撃戦となり、近くで働く24歳のラジオ局アンテナ1の職員が流れ弾に当たった。被害者は手に銃弾を受け、頭にも弾の破片が当たったが、容態は安定している。
 強盗犯が車を乗り捨て、ジョッキークラブの壁を乗り越えて逃げようとしたため、軍警がクラブ内まで追跡し、再び銃撃戦が起き、強盗の1人が死亡、2人はその場で逮捕された。犯人の1人は肩に銃弾を受けたが、命に別状は無い。
 強盗団の1人は車を盗んで逃走したが、盗難車は現場から数メートル先の道路に放棄されており、小銃も押収された。
 轢かれた軍警は頭部に傷を負い、重傷の模様。犯人グループの名前は公表されていない。