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盗まれたダイナマイトを押収するサンパウロ市民警察(Rodrigo Paneghine/Policia Civil de SP)
盗まれたダイナマイトを押収するサンパウロ市民警察(Rodrigo Paneghine/Policia Civil de SP)

13・5トンの爆薬が盗難=運転手当人が犯行を自供

 サンパウロ州市警が17日夜、13日に盗まれた14トンのダイナマイト中、13・5トンをグアルーリョス市とイタカケセツーバ市の境で回収したと18、19日付伯字紙やサイトが報じている。
 サンパウロ州ロレーナ市からサンタカタリーナ州クリシウーマ市の炭鉱に運ばれる予定だったダイナマイトは50万レアルで麻薬密売者に売り渡され、農園に停めたトラックの中にあった。警察が現場に踏み込んだ時にダイナマイトを降ろしていた男たちは、近隣の森の中に逃げ込んでしまい、未だ捕まっていない。
 トラック運転手は当初、グアルーリョス空港付近で強盗に襲われてトラックごと強盗に乗っ取られたと供述していた。だが、警察が防犯カメラの映像を検証したところ、トラックは同空港付近を通っていないことが分かり、矛盾を追及された運転手が犯行を自供し、逮捕された。
 ロレーナ市を出たトラックは14日、サンパウロ市東部の駐車場で空の状態で見つかり、鍵を所持していた男性が逮捕された。
 3月1日より、爆発物輸送には武装した護衛がつくという軍の行動指針が有効化されていたが、それが実際に実行されているか否かの監査は4月6日から始まることになっていた。