静岡県伊東市とサンパウロ州イトゥー市の友好親睦を目的に9日、『伊東市・イトゥー市友好交流協会』が設立された。
イトゥー市の市制405周年祝いも兼ね、同日に発足記念植樹祭を伊東市内の「さくらの里」で行なった。佃弘巳市長、小野達也・伊東サッカー協会会長、高田充朗・いとう漁協組合長など約30人が参加し、いとう小室桜を植樹した。
イトゥー市は昨年6月のブラジルW杯で、日本代表の合宿地となった都市。両市の発音が似た縁で同年5月、佃市長とアントニオ・トゥイーゼ市長の親書交換によって交流が始まった。以来、姉妹都市提携の実現を目指し、友好活動に取り組んでいる。
2月2日のイトゥー市市制405周年を祝して、佃市長からアントニオ市長に祝いの盾とメッセージが、いとう漁業協同組合の高田組合長からは大漁旗が贈呈された。小・中学生の絵画や書道も贈られた。
同協会の初代会長には、両市の交流を積極的に進めてきたNPO法人インタクロス研究会の福井千鶴理事長(日本大学教授)が、事務局長には前川昌道副理事長が就任している。