パラナ連邦地裁が23日、連邦警察のラヴァ・ジャット作戦(LJ)で摘発された、ペトロブラス(PB)元サービス部レナト・ドゥケ氏や労働者党(PT)中央会計ジョアン・ヴァカリ・ネット氏ら27人に対する起訴を受理したと24日付伯字紙が報じた。
PBを巡る大型汚職ペトロロンでは既に、供給部と国際部に関連する事業を請け負った企業が進歩党(PP)とPT、民主運動党(PMDB)に対する贈収賄を行っていたとして起訴済みだ。今回はサービス部とPTを巡る贈収賄と資金洗浄で企業家15人、闇ブローカーや関係者9人、PB元理事2人と元課長1人が起訴された。
ヴァカリ被告は今も党会計で、PTは23日に「嫌疑は真実ではない」とする文書を発表、本人も容疑を否定したが、検察はPBが企業に支払った直後にPTへの献金が発生している事や他の被告達の報奨付の供述内容から、PTへの政治献金の内、少なくとも24件、426万レアルがヴァカリ氏の指示で動いた賄賂と見ている。