ブラジルでは浄水場で処理された水が年65億立方メートル以上無駄になり、80億1500万レアルが水泡に帰した事になると25日付G1サイトなどが報じた。
この数字は2013年のものだが、この損失額は同年、上下水道の整備その他に投じられた投資額の80%に上る。
同年の場合、水道管の破裂や水漏れなどが原因で消費者のところまで届かなかったり、勝手に管を引いて盗んだりされて水道会社の収入に繋がらなかった水は、浄水場で処理された水の39・1%に及んだ。
これらの数字はトラッタ・ブラジル研究所がまとめたもので、都市省の集計では36・9%となっている。いずれの数字も先進国の平均と比べるとかなり高く、専門家は、無駄になる水の割合は15%までに抑えるべきだと進言している。
都市省によると、無駄になっている水の比率が最も高いのは北伯の54・3%で、以下、北東伯46・1%、南伯35・9%、南東伯32・3%、中西伯29・4%となっている。