ここ数日降雨のないカンタレイラ水系だが、その前の雨の影響がまだあるのか、26日午前9時の水位は18・2%に上がった。この数字は、従来なら水位計算に入らなかった「未開の水域」の水を「未開の水域」を含まない最大貯水量で割って算出したものだ。現在の貯水量を、取水が認められた未開の水域分も含めた最大貯水量で割ると14・1%、未開の水域の水を取水し始める前の基準で計算するとマイナス11・0%となる。その計算で言うと一時はマイナス24・2%まで落ち、2回目の未開の水域枯渇の危機まで行っていたことを考えれば、状況好転はたしかだが、危機はまだ数年がかりで続くので節水に協力を。
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25日午後6時15分頃、サンパウロ市地下鉄3号線で異常が発生したことで減速運転となり、仕事明けで帰宅途中の市民の足に支障が生じた。3号線の各駅は大混雑し、通常の2倍以上の時間をかけて帰宅せざるを得ない状況となった。地下鉄側によると、これはカロン駅とペーニャ駅の間の通信機能が故障したためだったという。この状態は午後8時45分まで2時間30分も続き、電車内に止まったまま、出発を待つ内に気分が悪くなる人も出た。あきらめて、別線で遠回りして帰宅した人も相当数いたという。
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25日のサッカーサンパウロ州選手権、パルメイラスはクラシコ(伝統カード)の対サンパウロ戦を3―0の圧勝で下し、本拠地アリアンツ・パルケのファンの応援に応えた。ここ数年低迷が続き、パッとしなかったパルメイラスだが、ゼー・ロベルトやアロウカらの大補強策が効きはじめたか。