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無人の家に54匹の犬=拾い主には15万レの罰金

 サンパウロ州海岸部カナネイアで26日、市中央部の家に多数の犬が放置されているとの通報を受けた警察が、放し飼い状態になった54匹(内3匹は既に死亡)の犬を見つけた。
 動物愛護の非政府団体(NGO)の通報で駆けつけた警察は、獣医達の指示を受け、健康状態が良くない犬23匹を優先して保護し、すぐに手当てを受けさせた。
 残る28匹には夜までかけて応急処置を施してあり、近日中に保護し、別の場所に移動させるという。
 犬達がいた家は年金生活の男性のもので、この男性は、路上で犬を見つけると、普段は誰も住んでいない自分の持ち家に連れて来ていたが、足繁く通って世話をする訳でもなく、放置していた。警察によれば、犬の健康状態や衛生状態は最悪だったという。
 家の持ち主は54匹の犬を虐待していた容疑で警察に呼び出され、事情聴取を受けた後に帰宅を赦された。男性は15万6千レアルの罰金を言い渡された上、自由の身で裁判を待つ事になる。(27日付G1サイトより)