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東西南北

 昨日付本紙で報じた、大統領府社会通信局(Secom)を辞任したトマス・トラウマン長官の後任に、2008~13年の労働者党(PT)サンパウロ州支部長で現在は党執行部の一人のエジーニョ・シウヴァ氏が指名された。トラウマン氏は無所属のジャーナリストだったが、PT色を強める人選となった。エジーニョ氏は11年から今年はじめまでサンパウロ州議員を務めており、10年の統一選挙では、アロイージオ・メルカダンテ官房長官のサンパウロ州知事選出馬とジウマ氏の最初の大統領選の参謀役をつとめた人物としても知られていた。現在、政局的に追い込まれているPTだが、この人事から巻き返しなるか。
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 変則日程のため、22~26日にサンパウロ州選手権を3試合戦うことになったコリンチャンス。だが、その過密日程に関わらず、26日のペナポレンセ戦も後半7分までに5点を奪う猛攻で相手を圧倒。その後、息切れしたか3点を奪われはしたものの、5―3で勝利した。コリンチャンスはこの間、主力のエリアスとジルを欧州のセレソンの試合に取られていたが、その影響を感じさせなかった。次回は明日再びサンパウロ州選手権。その3日後はリベルタドーレスだ。
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 今日、明日はサンパウロ市南部のインテルラゴス・サーキットで、サンパウロ市最大のロック・フェスティバル「ロラパルーザ」が開催される。昨年、15万人を動員して話題を呼んだ同フェスだが、今年も早くから地下鉄の駅や街頭で大きな広告が目立ち、ここ数日はTVなどでもニュースが流れはじめている。開催期間中の予報は寒冷前線の到来で雨と出ているが、はたして。