3月31日午後2時より、来年開催されるリオ五輪のチケット販売が始まったと31日付伯字紙やサイトが報じている。 チケット購入の受付はwww.rio2016.com/ingressosで行われている。
18歳以上のブラジル在住者でCPFを持っていることが条件で、購入希望の受け付けは4月30日まで(国外在住者は同サイト上にインフォメーションがあるのでそれに従う必要がある)。
希望者多数の時は6月に行われる抽選で購入者が決まるが、早く登録を済ませたかどうかは抽選に影響しない。チケット総数は全競技で750万枚(14年W杯は330万枚)で、その51%は40~70レアルと求めやすい価格になっている。開会式を除いた最高価格はバスケットボール決勝やバレーボール決勝の1200レで、高齢者や学生、身障者向けの特別割引もある。
購入希望者は、種目、予選、決勝などにわかれたセッションから最大20セッションまで申し込むことができる。各セッションの券は1人で4枚から6枚購入できる。
今年1月の購入希望者登録開始以来、35万人が登録を済ませており、人気種目はバレーボールやサッカー、水泳、陸上、バスケットボール、新体操となっている。
6月の1次抽選にもれた人だけが参加できる2次抽選(申し込みは7月で抽選は8月)、10月の先着順のオンライン販売までのチケットは、サイト上で販売される。
組織委は、ブラジルでのマイナー競技の広報活動により力を入れるよう考えている。「チケット売れ残りの心配はしていないが、やはりマイナー競技の魅力、スター選手のPRや競技の歴史などを伝える努力はしていく」と広報部長のマリオ・アンドラーダ氏は語った。
2週間前には早くもチケット販売詐欺が発生した。大会組織委に「定価より安い値段で五輪のチケットを売るとの電話やメールが届いた」との通報があり、その知らせを受けたリオ市警が捜査に当たっている。少なくとも20人が飲食サービスも受けられる特等席のチケット販売を電話やeメールで持ちかけられたという。組織委はチケット販売はサイト上でのみ行われ、電話やeメールでの販売は行わないと注意を呼びかけている。