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サントスで燃料タンク火災=近隣の町からも黒煙確認

 2日午前10時頃、サンパウロ州サントス市アレモア区で燃料タンクが爆発炎上する事故が起きた。同日付各紙サイトによると、ケガ人は出ていない。
 火災現場は化学製品や燃料、植物油、エタノールなどを扱う運輸会社のウルトラカルゴの燃料タンクで、午前10時頃、大きな爆発音と共に火災が発生。火のまわりが早く、従業員達は逃げるので精一杯だったという。
 黒煙は近隣の町からも見えるほどで、同市や海岸部の諸市、サンパウロ市、サンパウロ州ドック会社などの消防隊が出動。海水を汲み上げる消防船や消防車20台以上が派遣され、鎮火と延焼防止に努めているが、午後3時半現在も火は収まっていない。
 同社はサントス港の外にあるが、この火災で港内に停泊していた船が退避。サントス港へのアクセスの他、アンシエッタ道64キロ地点と市内を結ぶ道路も封鎖されたため、市内の通行が禁じられている大型貨物車は待機を余儀なくされた。