釈迦の誕生を祝う「第49回花祭り」が6日〜11日まで、サンパウロ市リベルダーデ広場で行なわれるにあたり、ブラジル仏教連合会の菊池顕正会長(3月末まで)と事務局の川上寛祐さん、1月にブラジルに着任した阿部諒主計が案内に来社した。
真宗大谷派南米開教区の開教監督で、ブラジル別院南米本願寺(東本願寺)の輪番も務めた菊池さん(78、熊本)は、3月末日を持って両職を退任、今月中旬に帰国する。4月から仏連の会長には尾畑文正さんが就任した。
4年4カ月の任期中、南米開教60周年記念法要や記念誌の発行を行った。ブラジル籍を持つ大谷暢裕氏が門首に就任したことで「これまで以上に海外開教に力を入れるようになった」などと振り返った。
「日本にいた時はただの情報でしかなかった移民史に、じかに触れる事ができた。現職からは引退するが、ブラジルに関わることで何かお手伝いできれば」と話した。
「花祭り」は初日午前10時、入仏式で開幕。各日午前10時~午後4時(最終日は午後1時まで)まで、参拝者が仏象に甘茶をかける「甘茶接待」が行われる。11日は午前10時から音楽法要、11時半から稚児らが白象を引く恒例のおねりが始まる。仏連、釈尊讃仰会、ブラジル仏教婦人連盟の共催。
タグ:写真ニュース