サンパウロ市中央の地下鉄レプブリカ駅構内で2日夜、19歳の女性が強姦の被害に遭ったと6日付G1サイトが報じた。
被害に遭ったのはビリェッテ・ウニコの入金担当者で、4年前からビリェッテの業務を請け負っているプロダッタ・モビリティ社従業員だ。
事件が起きたのは午後11時30分過ぎで、ビリェッテ・ウニコ入金所の仕事を終えて外に出ようとしたところを狙った複数の男性が、女性を再び中に連れ込んで強姦したという。
犯人達は防犯カメラを壊しており、現場の映像は残されていないが、被害届けは同日中に出されており、地下鉄公社も必要な情報を警察に提供する一方、被害者に対する肉体的、精神的なケアを支援する意向を表明している。
ビリェッテ・ウニコの入金所が強盗被害にあう例は他の場所でも起きており、今回の事件も強盗を目的としていた犯人達が女性職員を強姦したものと見られている。プロダッタ・モビリティ社によると、入金所の場所の選定や警備の責任は地下鉄公社の担当だという。
被害者の女性は2日と6日の両日、警察に出向いて調書の作成に協力しており、女性を救出した別の職員も警察からの事情聴取に応じている。
地下鉄側は被害者への最初の対応は地下鉄内の警備担当者が行い、警察にも同行したとした上、構内の巡視を強化したとの声明を出している。