アマゾン地方最大のスーパー網Y・Yamadaを父義雄と共に築いた山田純一郎さんが3日午前6時半、サンパウロ市のシリオ・リバネース病院で糖尿病を悪化させなくなった。享年89。
4日午後4時半からパラー州アナニンデウア市のカペラ・レカント・ダ・サウダーデ・モイアで通夜、5日朝、同墓地で葬儀が行なわれた。初七日や四十九日は6日午後5時時点で未定。
1925年9月に静岡県沼津市で生まれた純一郎さんは、6歳の時、1931年にパラー州へ一家で移住した。父義雄が50年、ベレン市内のホテルの一室で農機具、肥料、種子の販売店「山田商工株式会社」を創立した。
ポ語が堪能だった純一郎さんは、69年に父が病気のために事実上引退してから副社長に就任、73年に義雄が他界すると社長に就任した。店舗を大型化し、食料品から電化製品まで扱う総合商店化し、大スーパー網を築いた。パラー州に35店舗、アマパー州に1店舗あり、雇用・協力者は8千人を数える。
純一郎さんは96年には勲四等双光旭日章、2007年に静岡県知事から「優良海外移住者」表彰も受けた。
タグ:アマゾン