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聖週間商戦低調に終わる=消費の冷え込み一層激しく

 セマナ・サンタ(聖週間)関連商品の売り上げがふるわず、今年の小売業界の苦戦を示唆する結果となったと7日付伯字各紙が報じている。
 全伯小売商店主連盟(CNDL)とクレジット保護サービス(SPC)によるクレジット分割払いの購買調査によると、今年の売り上げは過去6年で最低の前年同期比マイナス4・93%を記録した。
 前述の指数をマイナス2・5%と予想していた、CNDL主席エコノミストのカワウチ・マルセラ氏は「今年の下げ幅は予想を大きく超えるものだった」とした。
 今年の聖週間商戦が低調だったことは、多くの小売店が5日のパスコア前、3日の時点で卵型チョコレートの値下げを始めていたことから説明が付くとカワウチ氏は語り、低調な売り上げの要因を12カ月で8%のインフレに求めた。
 調査会社ボア・ビスタ・セルヴィソスは、一括払いと分割払いの両方を見ると、昨年同期比で0・30%の縮小としているが、こちらも過去7年間で最悪の結果だという。同社経済分析員のフラビオ・カリフェ氏は、レアル安と雇用減退が原因とし、先行き不透明感が消費を抑えているとした。同氏は、聖週間は、小売業界にとって上半期最大の商戦である、5月第2日曜の母の日の売れ行きも示唆するとした。
 聖週間終了の5日には、小売大手のロージャス・アメリカーナスが多くの聖週間関連商品を値下げした。同社は売り上げの結果を発表しておらず、同様に期待値に届かなかったと見られるポン・デ・アスーカル、カレフール、ウォールマートなどもこれに倣った。