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リオ市=命奪った弾は小銃から=鑑識で軍警の責任明らかに

 【既報関連】リオ市北部アレモン地区で2日に起きた軍警治安維持部隊(UPP)と麻薬密売組織の抗争で、エドゥアルド・デ・ジェジュース・フェレイラ君(10)が死亡した件で、同君の命を奪った弾は軍警の小銃のものである事が確認されたと8日付G1サイトが報じた。同君が小銃で撃たれた事は目撃者も証言していたが、軍警の責任が明らかになった。
 軍警は既に軍警機動隊の先導役を務めていたUPP所属の軍警を含む軍警8人を路上勤務から外しており、7日には一時的な更迭も発表した。
 誰が撃ったものかの最終確認はまだだが、これら8人の内、UPP所属の2人は、現場付近で小銃を発射した事を認めており、その1人は精神的なショックで入院しているという。
 エドゥアルド君の母親は、息子を撃ったのは軍警だと文句を言いに行ったら軍警に銃を突きつけられたと証言し、「あの軍警の顔は死んでも忘れない」と語っている。現場検証は同君の両親がピアウイ州から戻ってくるのを待って来週行われる。