12日に、今年2回目となる反ジウマ・デモが行われた。参加者の主張が真剣そのものなのは当然なのだが、他の国の人が見たら「これは何の行事?」と思えるほどの奇抜な格好やユーモアのセンスはやはりブラジルならではのもの。この日もサッカーのセレソンのユニフォームを着た人たちの間に、上半身にブラジル国旗を絵具で描いたり、スプレーで顔半分を緑と黄色にそれぞれ塗り分けた人の姿などが見られた。また「腐敗した」の意味の「Corrupto」の中の2文字を赤く塗って労働者党(PT)を皮肉ったボードや、ラヴァ・ジャットのセルジオ・モロ判事の名をかざした巨大十字架も登場。様々な工夫が伺えた。
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9日にサンパウロ市西部ぺルジゼスで起こった配達員ジュリオ・セーザル・ガルヴォンさん(25)銃殺事件に関し、翌10日、フランシスコ・コスタ・シウヴァ容疑者(31)が警察に出頭し殺害を自供した。調べによると同容疑者は、今年の1月頃から、妻のある身ながらガルヴォンさんの妻と愛人関係となっていたという。それを知ったガルヴォンさんが「真相をおまえの妻にばらす」など同容疑者に脅しをかけはじめるようになっていたが、同容疑者の銃弾6発の前に沈んだ。
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11日と12日にサッカーのサンパウロ州選手権の準々決勝が行われ、「サンパウロ州4強」のコリンチャンス、サンパウロ、パルメイラス、サントスがそれぞれ勝利し、4強入りを果たした。4強揃っての準決勝進出は4年ぶりだ。準決勝は19日で、コリンチャンス対パルメイラス、サンパウロ対サントスの対戦となる。
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