サンパウロ市南部のセパコ病院で1日、五つ子が誕生し、母親のカリーナ・バルバラ・バレイラさんも14日には集中治療室から出て一般病室に移ったと13、14日付各紙サイトが報じた。
超音波検査で酸素の供給が不十分な子供がいる事がわかったために妊娠7カ月での出産となった事もあり、お産には産科医3人と麻酔医2人、小児科医8人が立会い、看護婦や看護士9人が介助。3分余りで1185グラムの男児1人と595~930グラムの女児4人が生まれ、保育器ごと新生児用集中治療室に運ばれた。お産に立会った父親のジョアン・ビアジ・ジュニオルさんや祖母ら計5人の家族は、一様に感激の面持ちで写真に納まった。
カリーナさんは3日間で退院許可が出るが、子供達は全員が特別な注意が必要な未熟児のため、当面は両親が交互に付き添い、授乳などの世話をする事になる。