リオデジャネイロ市南部のサンタマルタの丘で21日、マイケル・ジャクソンの銅像のメガネが盗まれたが、22日になって、壊れた状態ではあるが回収されるという事件が起きた。
サンタマルタの丘はマイケル・ジャクソンが1996年に 〃They don’t care about us〃のクリップの一部を録画した場所として知られ、撮影した現場には、マイケル・ジャクソンが亡くなってから1年後の2010年にメガネをかけて踊る姿をかたどった銅像が建てられた。
メガネ盗難に気づいたのは同地区に住む観光ガイドのチアゴ・フィルミノ氏で、その日の内に自身のフェイスブックにメガネがなくなった銅像の写真を掲載した。
サンタマルタは同市初の治安維持警察部隊(UPP)が設置された地区で、UPP軍警が地域住民達と話し合いながら、メガネの行方と犯人の捜索に乗り出していた。
リオデジャネイロ市ではコパカバーナ海岸にあるドゥルモンドの像のメガネが盗まれたり、銅像にペンキで落書きしたりといった破壊行為が繰り返されており、チアゴ氏も21日、「銅像破壊がどこまで広がるのかも、一体なんでこんな事をするのかも理解できない」と嘆いていた。
ところが22日、同地区住民らからの情報を基に同氏が再度探してみたところ、壊れた状態のメガネが見つかった。同氏のFBには壊れたメガネの写真も掲載されたが、情報提供者は身元は明かさないよう頼んでおり、同氏もUPPの司令官か地区の代表にメガネだけを渡す予定だという。 (21日及び22日付G1サイト、22日付フォトス・プブリカスなどより)
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