昨日付本欄でも報じたチリ南部のカルブコ火山は、23日に2度の爆発が起きたこともあり、大量の火山灰が飛び散り、その様子はNASAの宇宙衛星からの写真では肉眼で確認できるほどの規模に至っている。火山灰の影響は同国内に止まらず、隣国アルゼンチンでもブエノスアイレス、コルドバ、メンドーサなどの主要地域にも灰やススが降っている。気象学者の話によると、24日中にブラジルの南大河州にも届く可能性があるというから、ブラジル人としても気になるところだ。同火山周辺では4千人以上が避難しており、同国内やアルゼンチンでは航空便のキャンセルや減便も続いている。週末にかけて目が離せない話題だ。
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22日午後8時15分頃、サンパウロ市北部ペルスで、眼鏡店経営のテルヒサ・カツラギさん(69) が、顧客が入るのに乗じて侵入した2人組の強盗に襲われ、人質にとられた。カツラギさんは通りに逃げようとして背後から4発撃たれ、病院に運ばれたが死亡した。カツラギさんは以前も強盗の被害に遭っており、監視カメラで素性を確認した人にしか扉を開けない習慣で、顧客には前もって予約を入れるよう求めていたが、被害に遭った。犯人は現在も逃走中だ。
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サッカーのサンパウロ州選手権は26日に決勝の第1試合が行われる。今年の進出チームはパルメイラスとサントスで、26日はパルメイラスの本拠地、翌週3日の第2試合はサントスの本拠地で行われる。リベルタドーレス杯はコリンチャンスとサンパウロが決勝トーナメント進出を決めており、サンパウロ州4強にとっては機会均等的な結果か。
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