【既報関連】インドネシアで麻薬密売容疑で逮捕され、死刑判決を受けていたブラジル人のロドリゴ・グラルテ被告の銃殺刑が、ブラジル時間28日午後に執行されたと28日付伯字サイトが報じた。
同被告は04年に6キロのコカインを持ち込もうとして逮捕され、翌年死刑判決を受けた。同被告は、今年1月に同国で麻薬密売容疑で死刑に処されたモレイラ被告に続き、国外で処刑された2番目のブラジル人となった。
同被告の親族は昨年、精神分裂症(統合失調症)との診断書を提出、同国医師もそれを裏付けたが、今年3月に同国検察の要請で行われた再鑑定の結果は未公表だ。
モレイラ被告処刑後、ジウマ大統領が「大変遺憾で憤りを覚える」と表明するなど、両国関係は緊張度を高めている。現在、在ジャカルタブラジル大使は帰伯しており、ブラジル大使館はレオナルド・モンテイロ通商担当が臨時で指揮している。
イ国は麻薬密売への量刑を強化しており、13年に5年ぶりに死刑を復活させていた。
タグ:ジウマ大統領