国際交流基金サンパウロ文化センターで2012年から3年間、日本語専門家を務めた吉岡千里さん(36、広島)が帰任するにあたり、中島永倫子さん(40、兵庫)が後任に就任した。
吉岡さんは、JF講座(日本語講座)開設要員として派遣され、その他2人のスタッフと講座の運営に当たってきた。現在、入門~初中級までの7クラス(成人対象)で64人が学んでいる。「学生、先生、アリアンサの皆様、お世話になりました」と感謝を述べた。
中島さんは日本、米国、英国などで日本語教育に携わってきた。日本では日系ペルー人の日本語支援に携わったことから南米に関心を持ち、2012年から2年間、JICA派遣でパリンチンスとソロカバで日本語教師を務めた。
JF講座を担当するにあたり、「基金が使う教材『まるごと』は日、非日系関係なしに、日本語でのコミュニケーションを楽しみたい人にすごく良い教材。継承日本語とか非日系向けとか色々種類はあるけど、私は何系というところを超えた所で日本語教育に携わりたい」と抱負を語った。