3日、全国各地でサッカー州選手権決勝第2戦が行われ、今年の主要各州のチャンピオンが決定した。
サンパウロ州はサントスが、パルメイラスとのトータルスコアを2対2とした後、PK戦を4対2で下し、3年ぶり21回目のサンパウロ州制覇を果たした。
サントスは財政難からアロウカ、アラーニャ、ダミアンなどの主力選手が流出し、苦しい戦いが予想されたが、チームに留まったベテランのロビーニョや欧州から復帰で大会得点王にも輝く活躍を見せたオリベイラを中心に、安定した戦いを見せた。
リオ州ではヴァスコが決勝第1試合に続き第2試合も制し、12年ぶりの戴冠で来週から開幕の全国選手権1部復帰に花を添えた。
南大河州はインテルがグレミオに勝ち、州選手権5連覇を果たした。両者の戦いは〃グレ・ナル〃と呼ばれ、ファンの対抗心が加熱し、ブラジル全体でも危険度の高い試合とされてきたが、度重なる騒動の収拾を狙い、両チームのファンを同じエリアに座らせる〃トルシーダ・ミスタ〃という方策が取られた。会場では、「スタジアムに平和を」と書かれたプラカードを掲げ、友好を呼びかけるファンの姿も見られた。
ミナス州ではアトレチコ・ミネイロがカルデンセに順当勝ちで43度目の州制覇を成し遂げ、パラナ州ではオペラリオが、同州3強の牙城を崩し、クラブの歴史103年で初の州制覇を達成した。
セアラー州ではロスタイム過ぎに点を取り合う展開の末にフォルタレーザが優勝したが、興奮したファンがピッチに乱入し、軍警と衝突した。