8日にブラジルサッカー連盟(CBF)はU20代表監督を務めていたアレシャンドレ・ガーロ氏を解任した。同氏は元JリーグFC東京の監督経験もあるが、南米U20選手権が4位で終わり、同氏の指導力に疑問符が付いた。直前に迫ったU20世界選手権の指揮はアシスタントコーチだったロジェリオ・ミカーレ氏が担当し、同大会後、来年のリオ五輪に挑むU23代表の監督は、フル代表監督のドゥンガが兼任する。12年のロンドン五輪でもU23代表は当時のフル代表監督のマノ・メネーゼス氏が兼任したが、金メダルを逃してフル代表監督も解任され、14年W杯で指揮を執る夢が絶たれた。地元で金メダルの栄誉を勝ち取るチャンスか、負ければ解任の危機か、ドゥンガにはジレンマだ。
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ハダジサンパウロ市長は11日、公共医療機関での診察件数が減っている主な要因は小児科医との契約が困難に陥っているためだとした。14年の救急外来(АMА)での診療件数は580万件で、13年の730万件から21%減少している。サンパウロ市長は300人の小児科医を加えることができれば診療件数は回復すると見ているが、各公共医療機関を統括する保健社会組織(OSSs)はそれを達成できていない。
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サンパウロ市では11日、9・9%の賃金調整を求めているバス運転手が7・21%の調整との回答に反発し、午前10時から12時までの短期ストを行った。このストはサンパウロ市バス輸送運転手・料金係協同組合(Sindimotoristas)の主導だが、同日はマイクロバスも朝から止まり、市民の足が混乱した。