保健省が12日、ブラジル食品工業会(Abia)との協定で、11~14年に7652トン分の減塩効果が確認されたと発表したと13日付エスタード紙などが報じた。
減塩率が高かったのはロールケーキ21・1%やスポンジケーキ16・6%、マヨネーズ16・23%、市販の詰め物入りケーキ15%などで、パーリャと呼ばれる極細タイプを含むポテト・フライも塩分が13・71%減ったが、塩味のビスケットやケーキミックス、詰め物入りのビスケットなどは5~6%の減塩で終わった。
保健省によると、13年は69社の商品839品中95%が減塩を実施していた。食品加工業者は、塩分を減らした分、味の変化をつけようとしている。
ブラジルの高齢者は半数以上が高血圧だから、健康管理のための減塩は急務だ。20年までの減塩目標は2万8562トンで、保健省は給食や家庭料理でも塩分を減らすよう働きかけていく所存だ。