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優勝トロフィーを掲げるフェリペ・トレド(facebook/Filipe Toledo)
優勝トロフィーを掲げるフェリペ・トレド(facebook/Filipe Toledo)

サーフィン界でブラジル旋風=フィリペ・トレドまた戴冠

 17日に行われた、世界サーフィン協会(ASP)主催のワールドサーフリーグ(WSL)リオ・ラウンドで、サンパウロ州ウバツーバ市内出身のフェリペ・トレド(20)が優勝したと18日付伯字紙が報じた。
 フェリピーニョのニックネームで呼ばれるトレドは、豪州ゴールドコーストで行われたツアー開幕戦に続く今期2勝目を上げ、「リオ・ラウンドで勝つことは夢だった。熱狂的なファンに囲まれて優勝でき、とても嬉しい」と語った。
 トレドは通算ポイントでも、1位のブラジル人アドリアーノ・ソウザに続く2位につけた。3位には豪州のミック・ファニングが入った。昨年総合優勝のガブリエル・メジーナは調子が上がらず、19位に低迷している。
 決勝でのトレドのパフォーマンスは、ジャンプで10点満点を獲得するなど圧巻の出来で、対戦相手の豪州サーファーの逆転が不可能になると、観客は〃チャンピオンだ〃と叫び声を上げ始めた。
 リオ市西部のバーラ・ダ・チジュッカ海岸は、WCTブラジル戦開催で、ブラジル人チャンピオンを見れるかもとの期待をこめて集まったファンで埋め尽くされ、サーフィンが国民的スポーツになったことを象徴した。
 表彰式にマイクを渡されたトレド選手は、「皆の後押しのおかげ。このトロフィーは皆のものだ」と観客の方に向かって叫んだ。