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ロマーリオ上議(Zeca Ribeiro/Camara dos Deptados)
ロマーリオ上議(Zeca Ribeiro/Camara dos Deptados)

ロマーリオ上議吼える=CBF巡る疑惑解明要求

 元サッカーブラジル代表ストライカーで現上院議員のロマーリオ氏(社会党・PSB)が、連邦議会はブラジルサッカー連盟(CBF)の秘密契約を調査すべきだと主張していると21日付エスタード紙が報じた。
 同氏は特に、タックスヘイブンに本拠を置く会社がブラジル代表に関するスポンサー契約で、CBFと不正な取引をしたとされる問題を重要視しており、上院で公聴会を開いてCBFに圧力をかけるべきだとしている。
 CBFが11年11月に交わした合意書によると、リカルド・ティシェイラCBF会長(当時)は、ISE社に22年までの代表チーム(セレソン)の親善試合の興行権を売り渡した。
 しかし契約書にあるISE社の住所は英領ケイマン諸島の、とある町の郵便番号が記されているだけだった。ケイマン諸島はタックスフリーの地域で課税の及ばない場所となっている。
 ロマーリオ上議はどうして課税の及ばない国にある会社の名前が契約の際に使われたのか説明すべきだとしており、サッカー界の浄化を求める選手側の組織「ボン・センソFC」(「良識FC」)もCBFに情報公開を求めている。
 同上議は、「CBFの黒幕は、ブラジル国税庁の監視の目をから遠く離れたタックスフリーの小島で怪しい会社とコソコソ巨額取引をしている。ブラジルの国技「サッカー」を隠れ蓑にして甘い汁を吸っている『悪党』をしょっぴくか、このまま奴等が死ぬまで悪事を続けるのをほっとくか。二つに一つだ」と自身のフェイスブックページで述べた。