外交樹立120周年の今年、個人的な注目はジウマ大統領が訪日するかだ。それは柔道の講道館から上村春樹館長らが来伯した背景に、昨年8月の安倍晋三首相来伯におけるフォローアップ(事後協力)があったから。
20年東京五輪に向けた「SPORT FOR TOMORROW」という振興政策も要因の一つだが、今でもこうした影響力があるのかと実感した。
広報施設ジャパンハウス設立も、JICAボランティア増員も始動した。ただ、一般査証の数次化が進展していないのが気がかりだ。旅行業関係者に聞くと、「日本側があまり積極的でない」と推測し、外国人に対する受け入れ姿勢に疑問を投げかけた。
それならジウマが日本へ行けば、その影響力は大きいはず。とはいえ、李克強首相が大きな手土産を置いていったばかりの中国を訪問した足で、日本へもついでに寄る感じになる? (祐)