フェルナンド・ハダジサンパウロ市長(労働者党・PT)は、ルーズベルト広場からパウリスタ大通り(以下パ大通り)を越え、ジャルジンス区エスタードス・ウニードス街に至る、コンソラソン街(以下コ街)全体に自転車道を拡大する予定だと、22日付エスタード紙が報じた。工事の日程は未確定だが、現在行われているパ大通りの自転車道が完成次第、着工すると見られている。
同地区住民や事業家の代表を務めるセリア・マルコンデス弁護士は「突然の発表に皆が戸惑っている。自転車道のメリットを否定するものではないが、住民に十分説明していない」と述べた。
パ大通りからルーズベルト広場までの区間は2車線で、実際の計画はまだ初期段階だが、実現すればサンジョアン大通りともつながる。サンパウロ市交通工学公社(CET)は、パ大通りから西部のバーラ・フンダ・バスターミナルまで自転車道がつながると期待している。
コ街ジャルジンス区側の自転車道計画は去年の内にほぼ固まっており、アラメーダ・ジャウ~パ大通り間の接続部分をどうするかで、詰めの検討が行われている。
ジルマール・タットサンパウロ市交通局長は、自転車道計画で恩恵を受ける企業から敷設資金を募る予定だが、それがうまくいかない場合は他の自転車道同様、公費から払う。
ハダジ市政での自転車道設置距離は200キロに達している。