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人間の思惑 終着駅が見えて来た「日本国の将来」=カンピーナス 樋口四郎

 最近私は人生の卒業生みたいに何でも自分自身で勝手に決め込み、この先の世渡りをいかがに過ごすべきか等と考えてはハタと我に返る。出来るだけ時間を作っては、下手な随筆等に夢中になり、パソコンに向かって出来の悪い頭と知りつつ、ボケ防止を兼ねて世の中の話題に目を向け、書き留めては複数の日語紙に投稿し笑われて過ごして居ります。
 それにしても世の中は『日日毎日』嬉しくなったり腹が立ったり悲しくなったりと、次々に絶える事の無いドラマチックな生活を送らせて戴いて大変幸せ者です。今日も今日とてイギリス国家、皇室の『お孫女児殿下ご誕生』のビッグニュース。英国全土がこの慶事に湧き返り、その模様が全世界の津々浦々まで伝えられ、ご同慶の至りでございます。
 母国日本の『安倍総理大臣』が訪米、オバマ大統領と首脳会談で同盟国の絆を格段に強めました。この方も全世界に『日米関係、良好な親善関係』を印象付けて目出度しと思いきや、自国の憲法改革問題では国会承認無しに集団的自衛権承認の発言が野党の勘に障ったかやり玉に挙がっております。
 NHK日曜討論の場で野党の皆さんが喧々囂々とご趣摘。国民に通じないとは云いたくないが、まるで鬼の首でも取った様な勢い、いささか大人げない剣幕にうんざり致しました。野党は説得力無き対案ばかり並べ立て、優柔不断の『わがまま発言』にしか聞こえず、むしろ他国の『矛盾発言』に同調、自国の権威はお考えでしょうか。
 海外から日本の考えの甘さを危惧して居ります。外国人は単刀直入に物理的物事を解釈します。大和民族日本人の『全世界平和、武力厳禁』の理論は私も大賛成ではございますが、然しそれは基本姿勢です。現実、手法手段は些か軽視は危険です。『国家、国民』の主権と生命を充分勘案し、発言致されてこそ政治家と存じます。
 ここ等あたりで一寸一服、『タイムスリップ』致しませんか。『NHK大河ドラマ 花燃ゆ』も1860年時代、若き志士が幕府と『丁丁発止』と渡り合いの末、新日本の幕開けに繋がりました。あの時代、尊い人命をかけた志士の信念は人命を軽視した行動では無く、すべて国家・国民の未来が掛かっておりました。時代は変わっても情念は微動だにしていないかったのです。
 だから私は常に大河ドラマフアンなので有ります。家内いわく「貴方は家でも外でも自分が一番正しいと思ってる。今頃義理人情とか家庭平和、況してや国家平和などと理屈を並べても誰も付いていきませんよ。あなたは古い古い。ついて行く私に感謝しなさい。私は貴方に付いて行って上げます。ブラジル二世妻は日本製女よりチャカリして居りますよ。今八十に成った私の実感です」
 さて最後に話題を変えましょう。日本の川魚の話です。日本が豊かに成った十数年前から観賞用に飼育されておりました。しかし海外産の珍種魚が飼育に疲れたか飽きが来たか、好き勝手に近隣の河に棄てられ猛烈な繁殖で日本の自然、貴重種の川魚の絶滅問題にまで発展して居ります。農業用水路、池、湖、河川に至るまで外来魚に荒らされ絶滅の危機にさらされている有様。
 話題を呼んで久しいが関東の多摩川、福岡県の筑後川、岐阜県の長良川等等一級河川で貴重なアユ、等地元特産種魚の福克の便りが届く朗報に久々の喜びを感じて居ります。外来種の良し悪しについては多くを語る事は控えますが、在来種の故郷迂回生育は誠に目出度い朗報です。
 其の要因は、水質汚染が原因で日本種魚の住み良い水質が、国民的努力で改善出来た結果と指摘されるに至りました事こそ、日本民族文化に絶大な意義を感じます。この様な朗報が今後益々国民の努力で発展致されます様願いを込めて期待しております。