25日、ネットでの通信販売大手「Amazonブラジル」が「ブラジル一オタクな都市」を発表し、その1位として、サンパウロ州のリオ・クラーロ市が選ばれた。
Amazonブラジルによると、この25日を「オタクの日」としたのは、この日がSF映画の代名詞とも呼ばれる名作「スター・ウォーズ」が世界ではじめて公開された日だからだという。欧米諸国で「オタク(NERD)」というと、一般的にはSFやスーパーヒーロー漫画のファンのことを指し、中でも、1977年公開の「スター・ウォーズ」はその元祖的存在だ。
Amazonブラジルが、人口10万人以上の市で同サービスを通してスター・ウォーズ関連書籍を購入した数を人口1人あたりの購買数に換算して、どこが最もオタクかを割り出したところ、リオ・クラーロが最も多いとの結果が出た。2位は北東伯ペルナンブッコ州のカルアル、3位は南伯サンタカタリーナ州州都のフロリアノーポリスが入った。
上位10市を見ると、わりと人口の少ない街も入っているが、リオ州のニテロイ(5位)やリオ・グランデ・ド・スル州(RS)のポルト・アレグレ(6位)、サンパウロのサンカエタノ・ド・スル(7位)、同じくサントス(8位)といった大都市も目立つ。
また、スター・ウォーズの作者、ダグラス・アダムス氏の著作の購入が最も多い都市はRS州のノーヴォ・アンブルゴ。また、スーパーヒーローに関する著物では同じくRS州のバジェー、現在、ブラジルでもケーブルのHBOで放送中の人気ファンタジー・ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」関連の本の多さでではサンパウロ州のリベイロン・ピーレスが1位となっている。
全体的にRS州とサンパウロ州にオタクが集まる傾向があるようだ。(25日付フォーリャ紙サイトより、28日掲載)