全日本剣道連盟主催の「第16回世界剣道選手権大会」(5月29~31日、東京・日本武道館)に出場するため、男女10人ずつの選手に関係者7人を加えた選手団本隊が22日、当地を出発した。3年に一度の世界大会を前に、蛯原忠男会長と戸井田九二寿ネルソン総監督が意気込みを語った。
過去3年間の成績上位者からなる代表選手団には、サンパウロ州以外にもベレンやブラジリア、クイアバ、ポルト・アレグレから猛者が揃った。団体戦で男子は3位以内、女子は準決勝進出が目標という。
蛯原会長は「これまでの男子の最高位は3位。今回もそこを目標にするが、準々決勝で日本と当たるため大きな山が待っている。強者が相手でも出し惜しみせず、果敢に一本を狙ってほしい」と力強くエールを送った。
戸井田監督は「一国の期待を背負っているが、一生懸命戦う姿を見せてほしい。ぜひコロニアからも応援を」と呼びかけた。
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剣道の世界大会で、日本と並び優勝候補に挙げられる韓国。競技人口は国内で80万人とも言われ、朝鮮語発音のコムド(Geomdo、Kumdo)という名称で普及しているよう。日本から伝わったとされるが、韓国発祥として国技級の扱いだそうだ…。間違った認識では? との疑問は残るが、その意気込みが同国を優勝候補に押し上げているのかも。当地でも負けない盛り上がりを見せたいところだ。
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