通信会社と契約した顧客が、その会社の社員に電話番号を知られ、勝手にメッセージを送られる被害に遭っている事実が発覚したと28日付エスタード紙が報じた。
ジャーナリストのアナ・プラドさんは26日、通信会社NETが提供してきた販売促進契約プランを断ったが、携帯に「今日お電話した者です。貴女の声に惹かれてしまって」とのメッセージが入った。プラドさんは、プライバシー及び安全を侵害するとし、電話番号の消去を求め、訴えると伝えたが、販売員は個人情報は握っているし番号は消さない、訴えても構わないと答えた。
アウグスト・ペテアン刑法教授によると同種の犯罪は民法及び刑法上の処罰対象になり、通信会社は賠償金を払う必要がある。同教授は弁護士を探すか、民事裁判所に相談するよう勧めている。
NETは内部調査を開始し、機密事項を悪用した社員への処罰を約束した。販売員は顧客情報保護の義務があり、業務上必要以上の顧客情報の使用は禁じられている。