28日、コロンビア・メデジン市のアトレティコ・ナシオナル(以下ナシオナル)が、ホームスタジアムであるアタナシオ・ヒラルド・スタジアムで盛大なセレモニーを開いた。これは、同チーム指揮官だったファン・カルロス・オソーリオ監督がサンパウロFC新監督として出立する前に、同監督を顕彰し、送り出すために開いた異例の送別会だった。
スタジアムに詰めかけた5千人以上のファンとナシオナル首脳陣が、オソーリオ氏の功績を賞賛し、真心をこめて送り出そうとする様子に、同氏は涙をこらえることができなかった。
オソーリオ氏はナシオナルの指揮官として在任した3年間で6度のタイトルをもたらした。昨年は惜しくもリーベル・プレートに決勝で敗れたが、コパ・スダメリカーナでも準優勝した。
オソーリオ氏はブラジルに降り立つ直前の心意気を語るにあたり、サンパウロFCからのオファーを受けた時、どれほど誇らしく思ったかを「サンパウロFCを率いるチャンスは2度と無いかもしれない。だからこそ両手でがっちり掴んだんだ」と表現した。
オソーリオ氏にとって、サンパウロFC監督就任は、夢であるコロンビア代表監督の座に就くための大きな一歩だ。
「サンパウロFCはどの大会でも主役を張らなきゃいけない。選手たちにコロンビア人監督は優秀だと思わせないとね」と語った。
同氏のサンパウロ到着は5月30日が予定されている。彼はそのままポルト・アレグレまで足を伸ばし、サンパウロFCとインテルナシオナルの試合を観戦する可能性もある。
同氏の就任会見は6月1日に予定されており、デビュー戦はいきなり、6月3日に開催されるサントスFCとの「クラシコ」になる模様だ。(29日付アゴラ紙より)
タグ:サッカー サントス サンパウロFC ブラジル リオ サンパウロ